成人になってから初感染すると重症化しやすく、点滴による抗ウイルス剤の投与も
積極的に行われます。妊婦の妊娠8~20週目感染では2%程度の胎児に先天性
水痘症候群多彩な障害が現れるというデータもありますが、確定的ではありません。
1歳以下の場合も重症化しやすいので注意が必要で、積極的に抗ウイルス剤を
投与すべきであると考える医師も少なくありません。
どちらにしても、未経験の場合はワクチンでの予防が望ましい。発熱している場合は脳炎
や脳症を合併する誘引になるアスピリンの使用は避けるべきです。水痘の治療は年齢に
関係なく、小児科医などの専門医による早期治療が望まれます。抗ウイルス剤である
アシクロビル(内服・静注)などやフェノール亜鉛華リニメントや抗ヒスタミン薬などの痒み
止めなどが処方されます。水ぶくれが壊れたら、抗生剤軟膏で二次感染を防ぐこともあり
ます。化膿するとと瘢痕治癒し、後で美容的な問題になるので注意が必要です。
水痘・帯状疱疹ワクチン(生ワクチン)接種が確実な予防方法ですが、日本では任意接種
とされていますが、公費助成をしている自治体もあるようです。癌などの治療に際しては、
予防接種や抗ウイルス薬を使う こともあります。
注釈)フェノール亜鉛華リニメントは、薄い水ぶくれをコーティングして保護する役目もあり、
発疹に厚くかぶせるような感じで塗り、水でかるくふくと取れますが、強くこすると水ぶくれ
が壊れるので注意しましょう。カユミ止めとしてもしばしば使用されるお薬です。
水ぶくれを壊したり、かさぶたを無理にとったり、化膿させると傷の深さによっては皮膚が
うまく再生されずに瘢痕(傷痕)が残る場合があります。瘢痕が残らないようしたい場合は、
初期から受診して医師の治療と指導を受けることが大切です。瘢痕を美容外科で
修正するのは、傷跡が主観的な要素が大きいため難しい場合もあります。
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