近年、冬が近づくと気になるのがインフルエンザの流行です。
特に、鳥インフルエンザという病気が有名になってからは、日本のマスコミでも
大きく取り扱われるようになり、人々を極端に怖がらせるような報道もみうけら
れるようになりました。
実は空気中には年中、インフルエンザ・ウイルスは存在しています。
このウイルスは空気が乾燥する冬場に、表面の形態をコンペイトウ状に変化させ、
そのトゲの様な部分を使ってひとの細胞の表面に付着し、さらに感染します。
一方、湿度が高い夏場にはウイルスは球状に変化し、トゲの様な部分が消えて
しまうため、ひとに感染することができなくなります。
このような理由で、冬場にインフルエンザが流行することが多いのです。
ところが、数年前から、日本や中国では夏場でもインフルエンザが局地的に
小流行する例が報告されるようになりました。
日本や中国の夏場の気候でも十分に感染する形状に変化する可能性があり、
一年中高温多湿な環境である熱帯地方で育ったインフルエンザ・ウイルスが
海外旅行客などに付着して日本や中国に紛れ込み、地球の温暖化の影響も
手伝って、人に感染したのではないか、とその原因を推測する医師もいます。
インフルエンザは一般のカゼと同じく咳や鼻水、喉の痛みなどのカゼ症状が
あるだけではなく、高熱や関節痛、全身倦怠感など、強い苦痛を伴うことが
特徴です。また、脳炎や脳症のほか、肺炎や気管支炎、胃腸障害など様々
な合併症を伴うことがあります。
インフルエンザにかかってしまったら、安静と保温、それに水分摂取をしっかり
行い、消化のよいものでたんぱく質やビタミンをしかり摂ることが大切です。
また、解熱剤のアセトアミノフェンのように安全なお薬を病院でもらって使用しましょう。
次のページではタミフルについてご説明します。
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