では「うつ病」の症状には何があるのでしょうか?
感情の“うつ”「気が沈む」「憂うつ」「うっとおしい」
気分の落ち込みは、表情、動作、姿勢にも現れます。暗く抑揚のない表情、単調で弱々しい
口調、うつむきがちな姿勢などが特徴的。また不安、焦燥感、自責・悲観的な思考、絶望感
なども従うこともあります。
そして午前中比較的ひどく、夕方になる改善されるという日内変動が感情の“うつ”ではよく
みられます。
意欲・行動の“うつ”「億劫」「やる気がでない」「気力がわかない」
動きが乏しくなり、活動性が低下します。無気力になり何もせずにじーっとしていることが多く
なります。そのため、仕事や学習などの効率は低下し、日常生活さえも面倒だと感じるように
なります。
思考の“うつ”「思考の過程と内容の悪化」
考えがスムーズに進まないという、思考回路の渋滞が起こります。決断力も低下し、考える内
容が悲観的かつ自責的になります。
身体の“うつ”「心の不調が引き起こす身体の不調」
もっとも頻度が高いのは睡眠障害です。熟睡できない、何度も目が覚めてしまう中途覚醒、朝
早く目が覚めてしまってそれから眠れなくなる早朝覚醒、まれに眠りすぎるということもあります。
その他に頭痛、疲労感、頚重感、食欲低下、体重減少、性欲減退などの症状が現れることも多
くみられます。
身体の風邪も悪化をすれば気管支炎や肺炎を引き起こすことがあるように、心の風邪「うつ病」
も治療せずにほっておけば辛い絶望感に包まれ、最も深刻な症状「自殺願望」が現れることが
あります。うつ病の約15%が自殺するとされており、自殺の時期は病気の初期段階が多く、治
療が始まっていない段階です。
このように「うつ病」を治療せずに悪化させてしまうと、本人にとっても周囲の人にとっても悲しい
結果をもたらす危険性があります。
主に薬を中心とした治療で、軽~中症程度のうつ病の8割以上が3~4週間以内に回復に向か
います。適切な治療を受けることができれば「うつ病」は治ります。症状が悪化する前に診察を受
けて、治療をスタートするようにしましょう。
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